FAXDM6つのメリットと4つのデメリット。その解決方法も紹介|ValueFAXコラム033
FAX DMとは
企業のキャンペーン告知や商品販促など販促DMを選ぶ際、現在ではさまざまな方法から選ぶことになります。
企業の事務所やオフィスなどで普及しているFAX回線を利用したFAX DMは、一度に大量送信が可能な販促方法としてさまざまな企業から注目されています。
そこで今回はFAX DMの6つのメリットと4つのデメリット、その解決方法について解説していきます。
これからFAX DMのご利用を検討されている場合、事前に媒体の特性を理解することで効果的に販促を進めることができるでしょう。
マーケティングにおけるFAX DMの歴史
FAXを宣伝媒体として利用するFAX DMのマーケティング活動は、FAXが普及し出した1980年代後半頃からと言われています。
企業でFAXの利用が始まった初期の頃は一度に送信できる件数も少なく、業務連絡等に使うことが一般的でした。
1990年代からは複合機が普及し、大量送信が可能な機種も登場。
これによりBtoB(企業間取引)を対象としたFAX DMがマーケティングツールとして普及するようになりました。
その後2000年代にはインターネットの普及に伴いメールを利用したメールDMなども普及しました。
しかし今、もともと企業に据え付けられているFAXを利用するFAX DMは視聴性が高く、他の媒体にない手軽さやコストが抑えられる点などが改めて見直されています。
このためFAX DMは現在でも人気の高い効率的な媒体として、販促や告知のためのマーケティングツールに利用されています。
FAX DMの6つのメリット
FAX DMには、FAX媒体の性質を活かしたメリットがあります。
事前にその特性をチェックしていきましょう。
1) FAX DMはコストが他の媒体に比べて安い
FAX DMの特徴として、封書やハガキDMなど他の媒体と比べてコストが安いというメリットがあります。
主なコストとして、FAXを送る際の通信費、原稿作成費など最小限のコストで利用できますので、費用を抑えながら効果を高める販促として大変便利な媒体と言えるでしょう。
2) FAX DMは原稿作成の負担が他の媒体に比べて軽い
A4の紙媒体で作成するFAX DMでは、エクセルなど自前のソフトを利用して原稿を作成することができます。
カラーで画像などを多く使用する他の媒体と異なり、文章中心で作成しますので画像のデザインなどが不要で手軽に作成ができるため、原稿作成の作業負担がかからないのも特徴です。
また、印刷や封入などの手間や時間もかからないため、文書のレイアウトや強調箇所など、目に留まりやすく反応が期待できる構成に時間を掛ける事ができます。
3) FAXは目に留まりやすい(開封率が高い)
FAX回線を通じて送付される原稿は、企業でFAXを確認する際に目に止まりやすい為、開封率が高いのも特徴です。
このため内容が伝わりやすく、販促内容によっては反応率を高める事が効果的です。
●メールDMはフォルダ分けされやすい
送信先の企業でフォルダ分けが行われるメールDMでは、「迷惑メール」などに振り分けされるケースが多い為、読まれずにゴミ箱に入れられる事が多くあります。
●郵送形式のDMも捨てられる可能性がある
郵便物として送付される郵送形式のDMについては、送付先の企業で内容に興味のないDMについては読まれず捨てられる事も多くあります。
4) FAX DMはすぐに送れる
郵送形式のDMなどでは配送の日数など考慮する必要がありますので、データの修正にかけられる時間等に制限があります。
しかしFAX DMの場合、事前にFAX送信先を登録し原稿作成が完了した時点ですぐに送信する事ができますので、原稿の校正チェックなど十分に時間をかける事が可能です。
送信時の手間がかからない点もFAX DMならではのメリットと言えるでしょう。
5)FAX DMは一度に大量送信できる
FAX DMは媒体の特性として一度に大量送信する事が可能です。
郵送形式のDMなどでは、一件ずつ郵送する必要がありますが、FAXでは送信先を登録する事で、好きなタイミングで一括大量送信ができるのもメリットです。
より多くの対象企業にマーケティングを行う場合にFAX DMは効果的な媒体と言えるでしょう。
6) FAXは保管されやすい
FAX原稿は送信先の企業などで紙媒体として受信されます。
印刷された原稿は保管しやすく、記録として残りますので送信後の問い合わせなど時間が経過した後も媒体効果が期待できます。
このため送信する原稿には、問い合わせ先など分かりやすくレイアウトしておく事で、後日の問い合わせ等の反応率も上げる事ができます。
FAX DMの4つのデメリット
FAX DMにはメリットがある一方、デメリットも存在します。
こちらもメリットと併せて、事前に理解しておく必要があります。
1) 少なからずクレームは発生する
一度に大量にFAXを送信するという媒体の性質上、少ない割合ではありますが一定の確率でクレームが発生します。
主なクレームの内容として、送信先の企業などにFAX通信費や用紙代がかかる事や、顧客に興味のない内容であった場合などです。
クレームが発生した場合は顧客と向き合い、真摯かつ丁寧に対応する事が大切です。
2) 白黒かつ用紙1枚分でしか伝えられない
FAXで送信できる原稿は白黒のFAX用紙ですので、画像などカラー出力を必要とする送信には向いていません。
このため文書などテキスト中心の原稿になりますので、レイアウトなどを整理し顧客に情報を的確に伝える必要があります。
また、1回で送信する枚数も用紙1枚が基本ですので原稿スペースを最大限に利用する工夫が必要です。
3) 少ないリスト数でのアプローチでは反応が得にくい
FAX DMの販促内容に顧客が興味を持ち、問い合わせ等が来る確率を「反応率」と言います。
一般的にFAX DMの反応率の平均は0.1〜0.3%と言われています。
つまり仮に1,000件送信した場合、1〜3件問い合わせが来る事になりますので1回の送信件数は数千〜数万件にする必要があります。
このように少ない送信リスト数でのアプローチでは、反応や結果が得にくい事を理解しておきましょう。
4) リストの管理や精査が手間
FAXを送信するリストについては、顧客の営業所や会社が移転するケースやFAX番号が変わってしまうことがあります。
このため対象企業に送信するはずが間違いとして本来DMを送信する対象ではないFAXに送信されてしまうケースが発生します。
このような間違いを防止し精度を上げる方法として、常にリストを更新する必要があります。
送信する件数が多いほど、手間がかかりますので自社でリスト管理を行う事が難しいケースが多くなります。
FAX DMのデメリットを解決する方法
FAX DMを利用する際に発生するデメリットは、事前に解決する手段もあらかじめ用意されています。
個別の内容ごとにチェックしていきましょう。
1) 原稿にクレームが起きにくい仕掛けをする。
FAX送信原稿に、「次回から送信を希望しない」旨のチェックボックスを設けておく事でクレームを抑える事ができます。
希望しない旨のチェックしたFAXを受信した場合、速やかにリストから削除するなどし、次回は送らないようリスト更新を心掛けましょう。
2) 白黒用紙1枚分で伝わる原稿の構成
原稿を作成するコツとして、キャッチコピーや強調したい内容を太字やサイズを大きくして目立つようにする事。
画像などは画素数を極力抑え効果的に使用するなどします。
また、キャンペーン告知や商品販促など目的を明確にし、期間を設けるなど「メリットを強調」した上で原稿を作成する方法などが効果的です。
この他返信者にアメニティをプレゼントするなど、営業のチャンスを設ける方法なども効果的です。
3)リストは自社だけでなくレンタルも上手に活用
FAX DMの代行業者では、顧客リストをレンタルできるサービスを行なっている企業が多くあります。
自社で賄う場合、リスト件数の不足や、鮮度の低下、既存顧客以外の新規開拓にまとまった件数を確保する事がどうしても難しいケースがあります。
ValueFaxの送信代行では、顧客リストを無料で利用する事ができます。
現在トータル450万件、1,250業種とたいへん多くの企業リストを取り揃えております。
業種や職種などから対象企業を絞り込む事ができますので、新規開拓のアプローチとしても効果的に利用する事ができます。
リストを上手に活用し、販促活動に活かしていきましょう。
4) レンタルでいつでも新鮮なリストを得られる
前述しましたが、リストの更新についても、自社のリストを使用する場合、更新の手間が負担となってしまいます。
レンタルできる企業リストは、対象企業のデータ(住所やFAX番号など)が常に最新の状態で更新されている必要があります。
リストをレンタルする場合、更新されているかもチェックしておきましょう。
ValueFaxの場合、リスト中すべての企業が最新の状態に更新されていますので、安心して利用する事ができます。
FAX DMをValueFax独自のインフラシステムでより低価格に
ValueFaxは日本にたった4社しかない、FAX DMの独自インフラシステムを提供しているメーカーです。
そのため他社FAX DM代行業者様のように、リストフィーや送信料金を上乗せし、利益を上げる必要がなく、低コストで利用できるFAX DMの通信費をさらに抑える事ができています。
FAX DMの委託先を選定する際の判断基準は「低価格」と「リストの新鮮さ」です。ValueFaxはそのどちらも兼ね備えているため、多くのお客様に選ばれています。
詳しくは他社FAX DMサービス比較表をご覧ください。https://web.value-fax.com/page/5.php
まとめ
今回は、FAX DMのメリットとデメリットについて解説しました。
FAX回線を使用し大量に送信する事ができるFAX DMは、手軽で効果的なアプローチが可能な販促媒体である事が分かりました。
また、送信代、原稿代など他の媒体と比較した場合コストを抑える事ができる点もメリットです。
一方で一定のクレームが発生する可能性や、原稿の特性、件数の確保が難しいことなどがデメリットとして挙げられます。しかし、これらのデメリットについては、事前に対策を取る事で解決が可能です。FAX DMの特性を理解し、今後のマーケティング活動に活かしていきましょう。
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